僕はあらゆることのレベルが低い。
勉強もそんなにできなかったし、運動も苦手だ。仕事でも突出した技術があるわけではない。だからと言ってダメダメなわけでもないのでなんとなくできちゃうところが幸福でもあるし不幸だとも思う。
悔しいくらい、泣くほどできないなら必死で努力もするんだろうが、そこそこできてしまうが故にそこそこで満足してしまって中途半端になってしまう。そうならないためにいろいろ考えてみました。
レベルの高いスポーツ選手の特徴
レベルの高いスポーツ選手ってどうなのか考えてみた。なぜスポーツかといえば、技術とセンスが要求されるものという点では音楽と似ているからだ。
W杯とか出るサッカーの選手とか、オリンピックの選手とか、そうなる人っていうのはiどういう人なのだろう。
- 基本的身体能力が高い
- 基本的技術のレベルが高い
- 直感的な判断能力が高い
僕が思いついたのはこの三つ。
基本的身体能力ってのは、足が速いだとか力が強いとかそういうことだ。もちろん鍛えているからということもあるだろう。これは個人差があって、先天的な足の速さもあれば努力してつけた体幹の力なんてのもあるだろう。
基本的技術のレベルが高いっていうのは、パスだとかドリブルだとかのレベルが高いということ。状況に関わらず安定して行うことができるということでもあり、強弱やコース、タッチなのレベルが高いということでもある。
最後に直感的な判断能力だが、簡単に言えばセンスのことだ。ドリブルなのかパスなのかシュートなのか、右か左か、時速何キロで走るかを選択するセンスがいいということだ。
これを音楽に置き換えてみると
- 基本的な演奏能力が高い(音感、リズム感など)
- 基本的な技術がうまい(演奏上のテクニック)
- 直感的なフレーズ構築力が高い(センスが良い)
ということになる。
どこを目指すのか
ざっくり5段階に分けてみると
- 世界的トッププロ(ジャコパストリアスとか、マーカスミラーとか)
- 有名なプロ(プロでバンドやってる方とか)
- 目立たないけどプロ(スタジオミュージシャンの方、サポートのミュージシャン)
- 上手なアマチュア
- 下手なアマチュア
に分けられます。僕は下手なアマチュアです。
僕はプロになる気はないので目指すべきは上手なアマチュア。これくらいならなんとかなりそうです。
上手なアマチュアに必要なのは技術力です。
目立たないけどプロに必要なのは知識とセンスです。
センスの桁がいいと有名なプロに。
そこに運が絡めば世界的トッププロになれるということです。
上手なアマチュアを目指すなら、センスや知識がなくても技術力を磨けばいいんですよね。(もちろん自分で何かを創造するなら知識やセンスは必要ですが)
ベース基礎練について
基礎練ってなんだろうと思って分類すると、
- フォーム
- リズム練習
- 運指
になるんですよ。
フォームチェックは素振りとかピッチングスイングに似てますね。基本姿勢はとっても大事で、フォームが悪いと効率が悪かったり、疲れたり、スムーズにできなかったりします。
ベースはリズム楽器なのでリズム感が悪いのはまずいでしょう。淡々と繰り返し行うのが大事です、あまり面白くはないのですが。ランニングとか筋トレっぽい雰囲気がしますね。
運指は実際に音をつなげてどうこうって話なので、ちょっと実戦形式に近いですね。
で、短めの練習フレーズになってくると基礎を生かした試合形式練習になってきます。部活やってた頃も試合形式が一番楽しかった。ですがこれだけだとうまくいかないんですよね。音楽も同じです。
曲をコピーしたり、通し練習をすると、練習試合みたいになります。
ベースという楽器においては、リズムに全てがかかっている気がします。もちろん運指も大事ですが、優先順位をつけるならやはりリズム感。僕の苦手な基礎練習です。
おそらくほとんどの人は少し弾けるようになったらあまりやらない練習なのかもしれませんが、他の人がやらないからこそ基礎練に力を入れておくと後から笑えるんじゃないかなと思います。