ジョジョリオン58話の感想書きます。ネタバレ注意!
定助はホリーさんの病院に行っていた。しかし
病室は蜘蛛の巣が張っていたり、埃がすごかったり・・・ひどい状況だ。
キレる定助。以前より環境が悪くなってる・・・と。
しかし治療費が滞っているため病室は移されたとのこと。
しかも病状は悪化し、「自分の指を食べ物と認識し、食べた」だと・・・
吐き出させ縫合したとか医師は言ってるが、想像すると凄まじい。もはや痛み等の感覚もないのだろうか。
病状は緩やかにすることが精一杯らしい。ちなみに入院費が一泊12万円(!)この国に正義はないな。
定助はロカカカとカネを手にすることを決意する。(カネの話が出てきたということは、どこかでミラグロマンのカネが関わってくるのかな?)
場面は変わって東方家。
あっさり言ってしまうと・・・花都がいつの間にか部屋にいる。
びびりまくる憲助。
鳩曰く、殺人で十五年の刑。他人の子供を殺害した。(本人曰く、先祖の霊に誓って正しいことをしたらしい)
ていうか7月号は52歳で今月号は51歳になってる?あれ?これは大人の間違いかな。
その後獄中で離婚した。
常秀と大弥は初対面ぐらいの勢いだが・・・
常秀はなんだか反抗的だ。
ここから常秀のターン
椅子を蹴りつけ、転倒させる。
↓
ナットキングコールで服を脱がす(胸がはだける程度に)
↓
「おやおやおやああっ
ケッコーあんた
巨乳じゃんかよォオオーーーーーーーッ」
↓
「おまえホントに俺の母ちゃんなのかっ!
てめー吸わせてみろよッ!
今からでもいいからそれ吸わせてみろっ!」
こいつ・・・
なんというか、ぶれないというか・・・
思いつく限り一番最低なことをいう奴だなあ
そんな常秀をスタンド能力によって攻撃する花都。
顎に椅子をぶちこんだぞ!
常秀はナットキングコールをわいせつ目的で使うと確実にこういう目に遭うんだよなあ。
今日のところは引き上げると言って去る花都だが・・・
手引きしたのは常敏だった。
さて・・来月はどうなる?
ここから考察。
それぞれの態度を見てみると、憲助はどうやらかなりびびっている様子。
花都のスタンドがD4C+エニグマみたいな能力だからな・・キングナッシングより強力で、尻に敷かれていたのかもしれない。(キャラもずいぶん強いし)
鳩はそんなに仲良くなかったのか、そこそこ大きかったから、母親の犯罪に思うところがあったのか、わりと一歩引いた感じに見える。
常秀と大弥は置いておいて、ここで考えたいのは常敏だ。
常敏の行動はかなり母親寄りの行動に見える。
十五年フルーツパーラーが栄えたのも自分のおかげだという花都のセリフから、獄中からも何らかの形で常敏をサポート、ビジネス(ロカカカの密輸?)を手伝っていたのかもしれない。
十五年前の殺人に関しても、今分かっていることは「他人の子供を殺した」だけだが・・個人的には常敏が関わっているのではないかと思う。
常敏が何らかのトラブルに巻き込まれるのを救うために、仕方なくなのか・・
もしくは常敏が東方家の「石化病」になった時に、他人の子供と常敏を一緒に埋めて、病気を治したのか。
これだと結果的に死体は残ってしまうし、花都が実行犯だと見なされれば捕まってもおかしくはない。
憲助は基本的に東方家の病気に関しては、家庭内で解決するという思想を持っていそうな気がする。だから自分がの母親と同じように、常敏の病気は花都が引き受けるものだと思っていたのかもしれない。だが花都はもっと家族と一緒に暮らしたかった。
そこで何も知らない他人の子供を連れてきて常敏を治した。
憲助には適当な嘘をついたのかもしれない。死体はうめるなり何なりしたのかもしれないが発見され、警察に捕まり、事実を知った憲助は怒って離婚した。もしくは憲助自身がキングナッシングで花都の罪を暴いてしまったのかもしれない。
(スタンド使いであろうとも、「ザ・ハンド」「クリーム」「キラークイーン」「D4C」等の能力でない限り、死体を隠し続けるのは厳しいのではないかと思われる)
この仮説が成り立つとすると、常敏からすれば母親は「恩人」である。
つるぎが言っていたように、事実上フルーツパーラーを発展させたのが常敏だとすると、東方家の乗っ取りを常敏が画策していても不思議ではない。母親がいなかったら、あの時死んでいたかもしれない・・・それはホリーさんがいなかったら死んでいた仗世文の境遇と重なる部分がある。
ジョジョリオンの登場人物は、それぞれ「幸せ」の定義が異なる。
これがどういった事態に発展していくのか?
完